2023.09.30
2023.09.29
2023.09.28
2023.09.27
テイカカズラ
みなさん こんにちは
この季節にヘンスに這わせて目隠しにしているテイカカズラが、満開でした。よく見ると初夏に咲いて生ったと思われる果実もついていました。矢張り、今年の夏は異常で草木を狂わしたようです。テイカカズラは、多くは、ペアで実をつけます。同じ科のガガイモは、まず、一つの花で2個実を生らすことはありません。どちらも柱頭が見えないところにありますが、テイカカズラの柱頭の入っているところは仕切りがありません。花粉が発芽するとどちらの子房にも花粉管を伸ばして受粉します。ガガイモは、柱頭の入っているところは、5室になっていて、2個の子房に花粉管を伸ばすことが出来ず、片方だけになってしまうと考えます。
この季節にヘンスに這わせて目隠しにしているテイカカズラが、満開でした。よく見ると初夏に咲いて生ったと思われる果実もついていました。矢張り、今年の夏は異常で草木を狂わしたようです。テイカカズラは、多くは、ペアで実をつけます。同じ科のガガイモは、まず、一つの花で2個実を生らすことはありません。どちらも柱頭が見えないところにありますが、テイカカズラの柱頭の入っているところは仕切りがありません。花粉が発芽するとどちらの子房にも花粉管を伸ばして受粉します。ガガイモは、柱頭の入っているところは、5室になっていて、2個の子房に花粉管を伸ばすことが出来ず、片方だけになってしまうと考えます。
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2023.09.26
2023.09.23
2023.09.22
イチョウ(2)
みなさん こんにちは
イチョウの種子・ギンナンをひと昔以上前に観察した断面などの
写真をアップ(クリック)しました。強い木ですから、強い剪定をされることが多いので、本来の姿を見ることが少ないのですが、昭和薬科大学の構内に見事な雌株がありました。大抵下を向いて歩くので樹の姿を見ることが少ないのですが、この日はたくさんギンナンが落ちていたので見上げて見ました。枝を略横に出して伸びています。この枝の出方が、雌株の特徴です。
イチョウの種子・ギンナンをひと昔以上前に観察した断面などの
写真をアップ(クリック)しました。強い木ですから、強い剪定をされることが多いので、本来の姿を見ることが少ないのですが、昭和薬科大学の構内に見事な雌株がありました。大抵下を向いて歩くので樹の姿を見ることが少ないのですが、この日はたくさんギンナンが落ちていたので見上げて見ました。枝を略横に出して伸びています。この枝の出方が、雌株の特徴です。
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2023.09.21
カラスノゴマ
みなさん こんにちは
9月初めから咲き始めたカラスノゴマです。これは、ほかの植物の植わった植木鉢にi居候しています。道端に生えている何本かはまだ花が開いていません。この花は、花粉を出さない仮雄しべが長く、葯の付いた雄しべは花の奥の方にあります。ですが、咲いたばかりの時は仮雄しべにたくさん花粉を付けています。
9月初めから咲き始めたカラスノゴマです。これは、ほかの植物の植わった植木鉢にi居候しています。道端に生えている何本かはまだ花が開いていません。この花は、花粉を出さない仮雄しべが長く、葯の付いた雄しべは花の奥の方にあります。ですが、咲いたばかりの時は仮雄しべにたくさん花粉を付けています。
花の咲く寸前の蕾や咲いていく様子をひと昔ほど前に観察しています。その記録は、以前HPにアップ(クリック)しています。よろしかったらご覧ください。

下は、お昼近くの花で、仮雄しべにはほとんど花粉は残っていません。ですが、小さな蜂が来て奥の花粉を食べたのでしょう。

下は、お昼近くの花で、仮雄しべにはほとんど花粉は残っていません。ですが、小さな蜂が来て奥の花粉を食べたのでしょう。
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2023.09.20
2023.09.19
2023.09.18
2023.09.17
ツユクサ
みなさん こんにちは
ツユクサの花は、殆ど苞の中から柄を伸ばして、一輪だけ花を咲かせます。最初に咲かせる花のすぐ根元に一本柄(a)が伸びています。これは巧く成長しなかった花の柄です。少し花弁状のものが残っていました。苞を開けて見ました。
ツユクサの花は、殆ど苞の中から柄を伸ばして、一輪だけ花を咲かせます。最初に咲かせる花のすぐ根元に一本柄(a)が伸びています。これは巧く成長しなかった花の柄です。少し花弁状のものが残っていました。苞を開けて見ました。
今年は、なぜか一つの苞から2花咲いているのの良く出会います。下も燐家との間で咲いた花です。小さな株だったので鉢に上げました。
上の花(a')も雌しべがしっかりしています。
上の花(a')も雌しべがしっかりしています。
その後、茎をのばして、9日後にまた2花咲かせました。このときは、上の花は、雌しべが退化していました。
更に日が経つと、最初の花の子房が大きく膨らみ、さらに20日を経つと種をこぼしました。
PS:花は、開いているのはほぼ半日で、次第に蕊を巻き上げて閉じます。そのとき、自分の花粉を雌しべに着けます。先に他の花の花粉がついていなければ自家受粉します。また雄しべが2本長く、たくさん花粉を出します。他に綺麗な少し短いのが2本と更に短い雄しべが、3本あります。この5本も僅かですが、花粉状のものを出します。
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2023.09.16
サネカズラ(ビナンカズラ)
みなさん こんにちは
ずいぶん昔のことですが、昆虫について色々教えて頂いた先生の家で、サネカズラ(ビナンカズラ)は、雌雄異株で稀に同株と言われていると話したら、奥様が首を傾げられました。その家の生垣のサネカズラが、雄花も咲かせ実もなっていました。
そこで、芽生えたばかりと思われる苗(孫生え?)頂いて鉢に植えて置きました。何年も雌花は咲きませんでした。数年経って2005年に雌花も咲きました。その後も株が元気な年は雌花を咲かせます。
今年も何個か雌花を咲かせました。この株は、生育条件で両性株と分かりますが、条件が整わないと雄株と間違えます。とても厄介な植物です。蕊が赤いのは雄花で、緑は雌花です。
ずいぶん昔のことですが、昆虫について色々教えて頂いた先生の家で、サネカズラ(ビナンカズラ)は、雌雄異株で稀に同株と言われていると話したら、奥様が首を傾げられました。その家の生垣のサネカズラが、雄花も咲かせ実もなっていました。
そこで、芽生えたばかりと思われる苗(孫生え?)頂いて鉢に植えて置きました。何年も雌花は咲きませんでした。数年経って2005年に雌花も咲きました。その後も株が元気な年は雌花を咲かせます。
今年も何個か雌花を咲かせました。この株は、生育条件で両性株と分かりますが、条件が整わないと雄株と間違えます。とても厄介な植物です。蕊が赤いのは雄花で、緑は雌花です。
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2023.09.15
2023.09.14
2023.09.13
モッコク(手習い)
みなさん こんにちは
バクチノキの葉に始まって、タラヨウ・クロガネモチの葉で手習いをしました。モチノキやツバキの葉は、鮮明に文字が浮き出ませんでした。小鳥さんのプレゼントで、庭にモッコクが偶に生えます。その葉を一枚とって手習いしましたら黒く文字が出ました。鉢に上げているのではどうかと試しましたら、文字が出ました。
バクチノキの葉に始まって、タラヨウ・クロガネモチの葉で手習いをしました。モチノキやツバキの葉は、鮮明に文字が浮き出ませんでした。小鳥さんのプレゼントで、庭にモッコクが偶に生えます。その葉を一枚とって手習いしましたら黒く文字が出ました。鉢に上げているのではどうかと試しましたら、文字が出ました。
PS:クロガネモチ(クリック)の記事からバクチノキとタラヨウにジャンプ設定しています。
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2023.09.12
2023.09.11
2023.09.10
2023.09.09
2023.09.08
チャボトケイソウ
みなさん こんにちは
昭和薬科大学植物園に何株か植えられているチャボトケイソウです。午前中に一回りするといつも萎んでいます。少し時間が掛った時は、何個か咲いていました。??で、何回目かで様子が判りました。11時半ごろ、ほぼ一斉に瞬く間に花弁が開きます。お昼ごろに近くを通らないと、花に会えませす。
昭和薬科大学植物園に何株か植えられているチャボトケイソウです。午前中に一回りするといつも萎んでいます。少し時間が掛った時は、何個か咲いていました。??で、何回目かで様子が判りました。11時半ごろ、ほぼ一斉に瞬く間に花弁が開きます。お昼ごろに近くを通らないと、花に会えませす。
上の写真以降の花の変化です。雄しべの葯の方向が縦から横に瞬時で変わります。これに気が付くまで意外と時間を費やしました。
左:チャボトケイソウの蕾と終わった花
(a)開花直前蕾 (b)前日咲いたか? (c)前々日開花?
温室内に幼果もなっています(人工受粉だそうです)
(a)開花直前蕾 (b)前日咲いたか? (c)前々日開花?
温室内に幼果もなっています(人工受粉だそうです)
PS:ヒメチャボトケイソウは誤りでした。チャボトケイソウに訂正しました。(2023.09.08 20h)
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2023.09.07
ミズニラ
みなさん こんにちは
近くの友人に車で、ミズニラの町田市の自生地に案内して頂きました。休耕田・放置田をボランティアの方々で、適度の草刈りなどをしていただいているので、残っているようです(写真:1)。
近くの友人に車で、ミズニラの町田市の自生地に案内して頂きました。休耕田・放置田をボランティアの方々で、適度の草刈りなどをしていただいているので、残っているようです(写真:1)。
(2):昨年 6月に生えたばかりと思われる苗を某所で管理の方の許可を得て頂き栽培を試みています。秋には、まずまずの大きさまで成長しました。下は、今春からの記録です。4月末には、昨秋より大きくなったので、5月初めに鉢を大きくしました。移植が成功して次第に大きくなり株の外側の葉先が、7月初めから枯れ始めました。
(3):胞子が、8月ごろ熟すと聞きましたので、外側の葉を剥がしにかかりました。途中で切れたので、断面を観察しました(3)-1
剥がし方を経験したので再挑戦して、大胞子?の付いた状態で剥がすことが出来ました(3)-2。(小胞子は、うまく採れませんでした。)
剥がし方を経験したので再挑戦して、大胞子?の付いた状態で剥がすことが出来ました(3)-2。(小胞子は、うまく採れませんでした。)
友人へ:お忙しい中ご案内頂き有難うございました。
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2023.09.06
2023.09.05
2023.09.04
イチョウ
みなさん こんにちは
朝ドラで紹介されていましたイチョウです。植物に興味を持って数年ほど経った頃に、先輩が、イチョウの雌株は、やさしくって雌花が花粉を取り込むと、雌花の花粉室内で花粉を育てると教えて下さいました。これは面白そうと観察したのが、20年程前です。写真を引っ張り出して見ました。ご笑覧ください。この細胞の見方は、別の先輩に教わりました。先輩諸氏に感謝
画像説明 (1):銀杏の雌花 (2):ギンナンの断面(イチョウの種子)
(3):断面を染色して花粉袋を検鏡 (4):モノクロモードに変換
(5):雄花 (6):花粉 (4)と大きさを比較してください。
朝ドラで紹介されていましたイチョウです。植物に興味を持って数年ほど経った頃に、先輩が、イチョウの雌株は、やさしくって雌花が花粉を取り込むと、雌花の花粉室内で花粉を育てると教えて下さいました。これは面白そうと観察したのが、20年程前です。写真を引っ張り出して見ました。ご笑覧ください。この細胞の見方は、別の先輩に教わりました。先輩諸氏に感謝
画像説明 (1):銀杏の雌花 (2):ギンナンの断面(イチョウの種子)
(3):断面を染色して花粉袋を検鏡 (4):モノクロモードに変換
(5):雄花 (6):花粉 (4)と大きさを比較してください。
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