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2009.05.24

ネギの花

みなさん 今日は
Ne9519b Ne9519c  ネギやヒョットするとタマネギも菜園で花を咲かせています。ネギ坊主を1本頂いて来て花を観察しました。
 色々の花を観察していると、雄性期と雌性期があることに気がつきますが、ネギは、雄性期が、2段に分かれます。最初内側の3本の花糸が延びて葯を開き(写真左側)、しばらく経つと残りの3本の花糸が、略同長に伸びて葯を開きます。先に伸びた葯がくたびれて来ると雌しべが伸びだし雌性期になります。更に日が経つと子房が大きくなり始めます(写真右側)。
 雌雄の時期をずらすのは、同花受粉を避けるためが通説のようですが、ネギ坊主には、色々なステージの花が咲いています。これをいかに説明するのでしょうか?同じ花茎から出た個々の花は異花だし、また例外だといわれるかもしれません。
 私は、科学的な裏づけはありませんが、エネルギーを分散して、生産し運ぶための植物の知恵だと推測し始めています。即ち、雄しべを充実させる時期と雌しべを充実させる時期に時間差を設ければ、一つの花に供給するエネルギー物質の生産工場もこれを運ぶパイプも小さく細く作れるので、生産コストを下げることが出来ます。これを考えた、植物の知恵だと思っています。みなさんは、如何が考えますか?

撮影:2009.05.19
(画像をクリックしていただきますと大きく表示します)
PS1:あとで葯を開く、雄しべは伸びないと説明している図鑑もあります。
PS2:リングフラッシュを使って、アップの影無しの写真を写す方法がありますが、この写真は、発光ダイオードをリング状に並べて試しました。

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